越後にいきる家をつくる会

住まいは木組み人は心組み

よくある質問

これまでにお寄せいただいた質問やお問合せをまとめました。

居住性について強度について材料について費用について工法についてその他

居住性について

気密性がないようなイメージがあるのですが、冬は寒くないのでしょうか?

骨組を伝統構法としても気密性や断熱性を高めることは可能です。

広い土地でないと、建てられませんか?

施工上は広い土地の方が容易ですが、狭い敷地でもむしろその条件を克服しながら設計できます。

新しい木を使うと思うのですが、十分な乾燥はされているのでしょうか?

木材の乾燥は大変重要です。葉がらし乾燥などの自然乾燥を基本にしています。

外装も木を使うのですか?

木の種類や特徴を考慮しながら、積極的に使っています。
軽くて、雨や風にも強いので近年見直されてきています。

水廻りは、今風のキッチンやバスをつけられるのですか?

もちろん、つけられます。

生活様式の変化によるリフォームはできますか?

可能です。むしろ、リフォームはしやすいかと思います。

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強度について

地震は大丈夫なのでしょうか?(中越地震クラス)

十分な構造的検討を行った上で設計いたします。

構造計算はしてもらえるのですか?

できます。ただし、別途構造計算の料金は必要となります。

耐震金具は取り付けなくていいのですか?

近年、伝統構法も法的な見直し・評価がなされ、一定の基準に従って構造計算を行えば、金物に頼らずに建築することが可能です。

家のメンテナンスはどのようなことがありますか?またその時期は?

使用材料により異なります。どのような建物にも言えることですが10年程度のサイクルでメンテナンスを行うことが理想的です。

家は何年もちますか?

伝統構法の家は歴史的には100年、200年の耐久性が証明されています。ホワイトアッシュを主流とする外国産材に比べ、地元の山の木は腐ったり、虫がつきにくいと言われます。骨太の材で組まれた越後の家は、何世代にもわたって住み継ぐことのできる住まいです。

木は割れたりしますが、弱くなるのでは?

弱くはなりません。無垢の木は乾燥すれば収縮し、割れるものですが、構造的に何ら不安を与えるものではありません。むしろ粘着剤に頼る集成材に比べれば、年月とともにゆるやかに強度が増しています。

集成材の方が丈夫と聞きますが?

新材のときに比較すれば集成材の方が強度はありますが、歴史上の実績もなく、また上記の理由からも、耐用年数が少ないといわれています。

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材料について

どこの新潟の杉材をつかうのですか?

県下全域です。

杉以外の材料もつかうのですか?

桧・松・欅・栗・etc・・・適材適所で、さまざまな材を使用します。

新潟の木を多く使うと、木がなくなってしまうことはないですか?

新潟には60年以上育った木が豊富にあります。むしろ大きく育った山の木の伐採利用をはかって、手入れをしていくことが必要です。過度な伐採が続くケースを除き、木がなくなってしまう心配はありません。
樹齢60年を超えた木は、若い木と比べ、二酸化炭素の吸収量が格段に落ちると言われています。こうした木を伐採して使い、一方で新しい木を植えて行く。このサイクルを続けることは、むしろ空気中の二酸化炭素削減につながるのです。

外国産材との違いは何ですか?

外国産材の多くは防腐処理がされているため、人体への悪影響が問題になっています。
また、新潟県産材は外国産材に比べ高いというイメージがありますが、現在では特殊木材を除きほとんど同価格で購入できます。
地元の木材を使い、地元の職人たちで造る家は、地元の自然環境を維持・改善するだけでなく、地元の経済にも貢献することができ、地球環境規模で考えても温暖化防止の役割も果たしています。

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費用について

高級注文住宅で一般庶民には高嶺の花では?

「越後にいきる家をつくる会」の推進する家は、新潟の県産材を使い、木組みで家を建てる家です。効率化を追い求めてきた一般在来工法、ハウスメーカーなどの住宅と比べると、一般的に家を建てる費用は高くなる傾向はあります。
しかし、いわゆる高級注文住宅と呼ばれる豪華さを売り物にした家とは違います。
詳しくは こちらの「費用について」ページをご覧下さい。

主にどの工程・材料が高いのでしょうか?

構法上、木材使用量が多くなるため、大工手間が一般的な工法よりもかかります。
材料については、新潟県産材は輸入木材に比べ高いというイメージがありますが、現在では特殊木材を除きほとんど同価格で購入できます。

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工法について

伝統構法と一般在来工法の違いは何ですか?

在来という言葉は「昔ながらの…」というイメージがあります。しかし、現実的には建築業界では木造軸組(柱、梁で構成される構法)には違いないのですが、多くの金物に頼ってしまう造り方になっています。伝統的な木組を基本とする伝統構法とは別であると言えます。

なぜ伝統構法なのでしょうか?

金物の使用を前提とした壁量計算を求める設計法においては、現在の建築基準では開放的な空間を実現することは著しく困難であり、木の素材特性を活かしているとは言えないと考えています。元来木構造はもっと自由に創造されるべきものであり、私たちは現行の枠組みを超えた設計体系の確立を目指しています。

住宅は、着工前、着工から完成、完成から解体、解体後と、人間と同じ様にそのプロセスの価値そのものが問われます。別の言い方をすれば快適に長く(最低60年以上)住めることが個別価値であり、自然環境保全の社会価値にもつながります。伝統構法の選択は、その点においてこの要請に応える可能性が最も高いと考えられます。

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その他

新潟以外で建てたいと考えた場合は、建ててもらえるのでしょうか?

可能です。県下全域はもちろんのこと、気候の最も厳しい中で建てられる新潟ならではのつくりの良さを、他県で実現することもお手伝いします。

家を建てたい場合、各会員の建築設計事務所に問合せしてもいいのでしょうか?

「越後にいきる家をつくる会」では、会そのもので設計・施工等を請け負うことはございません。また、会としての公平性を保つため特定の設計事務所・工務店等を推薦することもありません。よって会にお問い合わせいただいた場合は、こちらの「お客様と会員とのマッチング制度」にて、家づくりをサポートしています。

もちろん、直接各会員にお問い合わせいただいても、構いません。

外観は洋風にできますか?

もちろんできます。伝統の和風から、ドイツ、イギリスに見られるような洋風の木組みの家まで、あなたのイメージをしっかりと受け留めて、かたちにして行きます。

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